仮想通貨FXとは?初心者向けにメリット・デメリットを解説

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仮想通貨(暗号資産)にレバレッジをかけて取引を行う「仮想通貨FX」。現物取引よりも少額で始められ、大きなリターンが期待できることから、多くの投資家が注目している取引です。
しかし、仮想通貨FXにはその分大きなリスクが伴うため、あらかじめ注意すべきポイントもあります。

本記事では、仮想通貨FXの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。

目次

仮想通貨FXの仕組み

仮想通貨FXとは、仮想通貨を売買したときの差額によって利益を得る取引です。
仮想通貨FXの大きな特徴として、「現物のやり取りを伴わないこと」が挙げられます。

仮想通貨FXは、買値と売値の差額で取引を行う「差金決済」の一種であるため、実際に仮想通貨を保有するわけではありません。
米ドルやユーロなどの外貨を対象としたFXの仮想通貨バージョンだと考えると分かりやすいでしょう。

仮想通貨FXは、その特徴から「仮想通貨CFD」と呼ばれることがありますが、取引の内容はどちらも同じものを指しています。

仮想通貨FXのメリット

仮想通貨FXには、主に次の3つのメリットがあります。

  • 24時間365日いつでも取引可能
  • レバレッジ取引で資金効率UP
  • 下落相場でも取引のチャンスがある

それぞれくわしく解説していきましょう。

24時間365日いつでも取引可能

仮想通貨FXは、原則24時間365日いつでも取引が可能です。
株式投資の場合は市場がオープンしている時間が限られており、取引時間以外は売買が行えません。

特に、国内株については平日の昼間が取引時間となっていることから、「仕事が忙しく、マーケットを確認する暇がない」ということもあるでしょう。

その点、仮想通貨FXは夜間や土日、祝日でも取引ができるため、自分のライフスタイルに合わせていつでも取引を楽しめます。

レバレッジ取引で資金効率UP

仮想通貨FXは、レバレッジ取引ができることも特徴のひとつです。
レバレッジ取引とは一定の証拠金を預け入れることで、実際の資金よりも大きな金額で取引ができることです。

国内の仮想通貨FXは最大2倍のレバレッジ取引が行えることとなっており、現物取引に比べてより少額で取引を始められます。
具体的な例で考えてみましょう。

1BTCが300万円とした場合、0.01BTCを購入するのに必要な資金は3万円です。
仮に2倍のレバレッジをかけると、その半分の1万5,000円で0.01BTC分の取引をスタートできます。

もちろんレバレッジのリスクは十分考慮する必要があるものの、資金効率よく取引ができる点は投資家にとって嬉しいメリットです。

下落相場でも取引のチャンスがある

仮想通貨FXは現物のやり取りを伴わないため、「売り」の取引から入ることが可能です。
たとえば、1BTCが300万円のときに「売り」のポジションを取得し、その後280万円に下落したときにポジションを決済するとその差額分が利益として得られます。

現物取引の場合は、安く買って高く売ることで利益を得るので、常に「買い」からスタートしなければなりません。
そのため、マーケットが不安定なときや下落基調にあるときは取引を控える必要があります。

一方、仮想通貨FXは対象の資産の価格が下落しても利益を得られることから、上昇相場・下落相場のどちらでも取引を行うチャンスがあります。

仮想通貨FXのデメリット

さまざまなメリットがある仮想通貨FXですが、次のようなデメリットにも気を付けなければなりません。

  • 大きな損失を被る可能性がある
  • 長期保有には向かない
  • 確定申告が必要になる場合がある

それぞれくわしく確認していきましょう。

大きな損失を被る可能性がある

前述の通り、仮想通貨FXのレバレッジ取引では、実際の資金よりも大きな金額で取引を行います。
値動きによっては大きな利益を得られる可能性がありますが、その分リスクが大きくなることを踏まえておく必要があります。

そもそも仮想通貨は値動きが大きい金融商品です。
現物取引でも大きな損失を被る可能性があるため、レバレッジ取引となればそのリスクはなおさらです。

レバレッジ取引に取り組む際は、損失が出るリスクをしっかりと理解しておくことが大切です。

長期保有には向かない

仮想通貨の現物取引では、将来の成長性に期待して長期保有する人も多く見られます。
しかし、仮想通貨FXについては長期保有することはあまりおすすめできません。

これはポジションの保有に「レバレッジ手数料」がかかるためです。
仮想通貨FXでレバレッジをかける場合、日をまたいで持ち越したポジションには「レバレッジ手数料」がかかります。

長期保有するとレバレッジ手数料によるコストがかさみ、結果として利益を圧迫してしまうことも珍しくありません。

ポジションをすぐに決済しない場合は、保有中にかかるコストについてもきちんと把握しておきましょう。

確定申告が必要になる場合がある

仮想通貨FXに取り組む際は、税金についても理解しておく必要があります。

仮想通貨FXで得た利益は基本的に「雑所得」となり、「所得税」や「住民税」が課税されます。
株式の場合は税金を源泉徴収してくれる「特定口座」がありますが、仮想通貨FXでは自ら確定申告をして利益を申告しなければなりません。

確定申告が必要となる基準は個人によって異なりますが、年末調整を受けている会社員の場合は給与所得以外の所得が年間20万円を超えると確定申告を行う必要があります。
仮想通貨FXに取り組む際は、必ずこの年間20万円のボーダーラインを意識するようにしましょう。

初めて暗号資産FXに取り組む人の中には、「今まで確定申告をしたことがない」という人もいるかもしれません。
確定申告をスムーズに進めるためには、損益計算ソフトを活用することがおすすめです。

仮想通貨FXに必要な心構えとは?

適切に仮想通貨FXに取り組むために、あらかじめ注意しておきたいポイントがあります。
ひとつずつ確認していきましょう。

自分のリスク許容度を把握する

前述の通り、仮想通貨FXはリスクの大きい取引です。
取引をスタートする際は、自分のリスク許容度をきちんと理解しておきましょう。

具体的には、「どれくらいの損失なら耐えられるのか」、「損失が確定しても生活に支障がないか」といったことを細かく点検することが大切です。

特に、初心者の内は「大きな利益を得たい」という気持ちが強くなるかもしれません。
しかし、取引に慣れない内から大きなレバレッジをかけるのは適切とはいえません。

いきなり最大レバレッジをかけるのではなく、低レバレッジもしくはレバレッジなしの取引から始めて、まずは仮想通貨FXの仕組みに慣れることを優先するとよいでしょう。

取引に関するルールを決める

仮想通貨FXに限らず、金融商品の取引に取り組む際はマイルールを定めることが大切です。
特に、「利益確定を行う水準」や「損切りを行う水準」は具体的に決めておきましょう。

大きな市場変動が起きると、どれだけ豊富な投資経験を持つ人でも冷静に判断を下すことが難しくなります。
仮想通貨市場は変動が大きいため、目先の変動に動揺してしまい、突発的な売買で失敗してしまうこともあるかもしれません。

なるべく感情に左右されないようにするためには、事前に定めたマイルールに則って取引を行うようにしましょう。

税制を理解する

先ほど、仮想通貨FXでは確定申告が必要になる場合があることを解説しましたが、もし確定申告を行わずにいると「追徴課税」を課される場合があります。
追徴課税とは申告を行わなかったことに対するペナルティのようなもので、過去には実際に仮想通貨で得た利益に対して追徴課税が課されたケースも見られました。

きちんと申告を行うためには、税制を正しく理解しておくことが大切です。
特に「確定申告が必要となる水準」や「損益通算の可否」などはしっかりと理解しておきましょう。

また、仮想通貨は比較的新しい金融商品であるため、度々税制の改正が行われています。
仮想通貨FXに取り組む際は、税制に関する最新の情報を取り入れることも意識しましょう。

細かな損益管理が仮想通貨FXでのリスクを減らすコツ

仮想通貨FXは「24時間365日取引ができる」、「下落相場でも利益を狙える」など多くのメリットがある取引です。
しかし、その一方で「確定申告が必要となる場合がある」、「損失を被るリスクがある」といったデメリットについてはきちんと理解しておく必要があります。

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